出会い系サイトは過去に未成年をも含めた多くの事件の温床となった経緯もあり、世間的には良くないものであるとの見方も多かったのが事実です。実際に出会い系サイト規正法といった氾濫しつつあった出会い系の世界を法的に規制する動きもあったために、一時的には業界自体の成長がやや止まった感がありました。
しかし「出会いの場の斡旋」というニーズには、古今東西変わらずに未来も含めて大きなものがあるのは、間違いがないところです。訳のわからない業者が入り混じっていた業界にある程度の規制がかかったのは、このジャンルの正常化といった意味合いでは逆に良かったのかもしれません。
その流れからなのか、有料サイトは相変わらず悪質サイトが横行していますが、ここ最近の無料サイトでは従来の風俗的なイメージから脱却していこうとしている傾向が感じられます。特にIT企業やポータルサイト運営企業などが出会い系の分野に進出してきたことも大きいと思われます。多くは低価格のブライダルサイトといった形式であり、これは匿名ではなく個人情報を身分証明証で確認した上の独身者しか入会できませんので、法的には出会い系サイトには当たりません。
しかし中には、匿名性が高い出会い系サイトに分類されるサイトを運営しているケースもあり、これまで出会い系サイトを敬遠していた若い層に大変人気となっています。これに対応するかのように既存の大手無料出会い系サイトも極力アダルト色を除いたサイト作りをするケースが多くなり、一時の風俗サイトというイメージから健全な交際サイトやSNSサイトというイメージへ移行しつつあるようです。
こういった流れは無料出会い系サイトに参加する一般の人々の裾野を広げるといった意味合いから歓迎すべきことだと思われます。